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経営理念

Win Win (グループ会社共通の会社理念)

人類は傷つけあうことを止め助け合うことで、他の動物とは比べ物にならない速さで進化と発展を遂げてきました。 紛争や勝ち負けの世界では決して発展や繁栄はありません。
人と人、人と企業、企業と企業、企業と地域社会、これらは互いに相互依存(WIN WIN)の関係を保つことで、互いの利益を生み出す仕組みができます。

人と人との結びつきは決して引き算ではなく、また足し算でもなくそれは、何倍もの可能性を秘めた掛け算になるような組織作りを、私たちは目指しています。

社長挨拶

○私たちが目指す次世代デザインの考え方 ~ 視覚から感覚の時代へ

 半世紀前には私たちのような業種というのは殆ど存在していませんでした。それまでの商店の多くは食料品が主体で、米屋、酒屋、八百屋、魚屋、お茶屋といった商店などで、物販店では、呉服店、下駄屋、玩具店、陶器店、雑貨店、文具店などでしょうか。
ショーウィンドーやスポットライトなどは殆どなく、店内には雑然と商品が並べられている、或いは積まれているお店が殆どでした。いずれにしても商店にとって「デザイン」というものはあまり縁のないものでした。

 時代は敗戦から復興を遂げた時期でもあり、その後急激な高度経済成長により一気に「モノ」の時代へと移行しました。消費者の意識もお店というのは商品を購入するためだけではなく吟味するため、つまりウィンドウショッピングの場所として変化してきました。如何に商品を綺麗に効率よく展示するか?ディスプレイや店内装飾といった商品そのものと関係ないものまで造作を施し消費意欲をかきたてた。かつての商店には無縁だった「デザイン」というものが、重要な要素となり、その専門業者として我々の業種が存在意義を持ち始めました。

 しかし、その後時代は急激に変化し、人類第三の革命と言われるIT革命の渦に消費者ともども巻き込まれ、物売りの仕組みそのものが変化してきました。つまりネット通販が急激に小売店マーケットの主流となってきたのです。実店舗は不要と言われる時代がやがて来るのかもしれない。ウィンドウショッピングからネットショッピングへと消費方法が変化すれば、我々の存在意義も失われるのかもしれない。そんな時代に突入したのです。

 しかし、人というのは留まる性質はなく、常に活動するものである。買い物ではなく、レジャーやスポーツ或いは美容や健康や癒しを目的として、人は場所を探して活動します。「モノ」の時代から人や心の時代に移行しつつある現代、これらはITが担うことのできない体験や状態や感動といったものです。私たちは、そうした体験や状態や感動といった視覚的なものではない感覚的なもののデザインに取組むこと、それが今からの時代に必要不可欠なものになってくると考えています。そのために重要なのは顧客目線であり顧客の声です。それらを受け取り形ではないデザインに取組むためには、造る側だけの体験では不可能であり、実際に使う側の体験が必要となります。

 三晃装美株式会社の最大の利点はその使う側であるということです。実店舗を持つことでリアルタイムに利用者の声を受け取り、それを反映して実践する実験の場を持っているということです。物作りの現場において、その「モノ」を誰よりも知っている者が、最良のものを作り出せるという基本原則の中で、私たちはそれを確実に実践し実行できるのです。

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